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「富山」から「東京」新幹線輸送が盛況!

富山県が、JR東日本グループ及びJR西日本グループと連携して
2021年10月から始めた、富山湾の魚介類を首都圏へ輸送するモデル事業が好評です。
盛況の理由を、新田八朗知事と富山県出身の釣りアンバサダー・中川めぐみさんが語りました。
中川めぐみ氏〈釣りアンバサダー〉
富山県生まれ。
一般社団法人ウオー代表。
釣り、漁業を切り口とした観光企画PR者、ライターとして活躍。
水産庁の政策審議会委員や水産女子プロジェクトメンバー。
新田八朗〈富山県知事〉
平成10年
公益社団法人 日本青年会議所
第47代会頭
平成12年
日本海ガス株式会社
代表取締役社長
令和2年11月
富山県知事に就任

“天然の生簀(いけす)”富山湾

新田
全国的に「富山のさかな」のイメージが定着してきました。富山湾には、500種以上の魚が生息し、春のホタルイカ、夏のシロエビ、秋のベニズワイガニ(高志(こし)の紅(あか)ガニ)、冬のブリなど、四季折々に美味しい魚が水揚げされます。「魚の美味しい県」「お寿司の美味しい県」としても評価が高まっています。
中川
富山県出身だというと「魚ですよね?」と必ず言われます。魚種も本当に豊富で、私自身富山湾で釣りをしますが、ウマヅラハギやアマダイ、ハタなど色々な魚を釣るたびに実感しています。しかも、どの魚もとっても美味しい!

美味しさの秘密は?

新田
富山湾には、北アルプスの3000メートル級の山々から雪解け水が流れ込み、栄養たっぷりのプランクトンが魚介類を育てています。そして日本海の荒波に揉まれて身が引き締まっているのです。つまり「しつけも良い」(笑)。また、沿岸漁業が盛んで、漁場と港が近いので鮮度を保ったまま消費者に届くことも大きな魅力です。
中川
魚種が豊富で漁場が近い富山湾を「天然の生簀」とはよく言ったものだと思います。「森は海の恋人」といわれますが、富山湾には森の栄養素がたっぷり流れ込んで、色々な魚たちが育ちやすい環境にあることをつくづく感じます。

北陸新幹線で魚と価値を届ける

新田
富山湾の魚介類を、新幹線の「速さ」と「安定」を活かして首都圏に届けることで、「富山のさかな」の付加価値が高まると考えています。富山湾で今朝獲れた魚を、早ければ昼過ぎには首都圏にお届けできる。消費者からの反響も良く、首都圏のスーパーでは「即日完売」になると喜ばれています。
中川
今朝獲れの新鮮な魚だからこそできる食べ方もお届けできますね。例えば、富山の人たちはウマヅラハギの肝や生のホタルイカを刺身で食べますが、都会で知る人は少ないでしょう。新鮮な魚と一緒に、「新たな食べ方」という価値を提供することにもつながります。
新田
来年度もJRの皆さんと連携して新幹線の鮮魚輸送に取り組みます。「富山の今朝獲れ魚が新幹線でやって来た!」というストーリーは差別化につながると思うので、首都圏の流通関係の方々には、この機会に是非、ご利用いただきたいと思います。また、現在は始発駅の金沢駅からの輸送となっていますが、県内事業者の利便性が高まるように富山駅からの輸送も検討していきます。
中川
富山湾の魚といえば、ブリやホタルイカ、シロエビがあまりに有名ですが、秋のベニズワイガニも是非知っていただきたい。ベニズワイは水分量が多くて、県外の人には生臭い印象があるらしいのですが、富山のものは漁場が近く、しかも水揚げ後すぐに茹でるなどの工夫により、生臭さがないんです。県外の方が「これ本当にベニズワイ?」と、びっくりされます。これが東京でも食べられたら人気が出ると思います。

富山で期待を超える体験を

新田
「富山のさかな」の誘客効果にも期待しています。コロナ禍の影響もあり、来県される方は減っていますが、美味しい魚が食べられる富山県にぜひ旅をしたいと思っていただいて、コロナ禍が落ち着きましたら、多くの方に富山を訪れていただきたいですね。
中川
魚を目当てに来県された方には、それにプラスして、例えば釣りや、その海でしか見られない絶景、地元の人との出会いなど、期待をさらに上回る体験をしていただきたいですね。私も微力ながらお手伝いしたいと思います。
新田
県内には、漁業者の方が朝に獲った魚を提供する漁師食堂もあります。また、イタリアンと魚介類は相性が良く、地元の若いシェフが頑張っていますから、「お寿司などの和食の次はイタリアン」という選択肢もあります。中川さんの体験を発信していただけるとすごく反響があると思います。宜しくお願いします。

知って欲しい!! 今朝獲れを味わう幸せ

新田
富山県では、コロナの先を見据えて「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」をビジョンに掲げていますスーパーマーケットの魚売り場に、「今朝獲れ」のラベルを貼った魚や切り身が並んでいるのが富山の日常。こんな「特別なおいしさ」を毎日味わえるのが富山の食文化です。とっても贅沢なことと言えるかもしれません。そんな富山県の幸せを多くの方に知ってもらい、富山のファンになっていただきたいと思います。

(対談日:令和4年1月14日)

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