水産資源の減少等により、我が国の漁業生産量が減少傾向にあるなか、生態系や資源の持続性に配慮した持続可能(サスティナブル)な漁業の推進が求められています。

富山県においても、サスティナブルな漁業を目指して、漁業者の皆さんが、適切な資源管理を進めています。

「定置網漁」は、富山湾の漁獲量の8割を占めており、ブリ、ホタルイカ、スルメイカ、アジ、サバ、イワシなどが漁獲されています。富山湾が定置網漁の発祥地の一つとされ、環境に優しい取組みが行われています。

特長

  1. 沿岸に網をしかけ、魚がくるのを待って網に入ってきた魚を獲る「待ち」の漁法であり、魚を獲りすぎることがないこと
  2. 富山湾の定置網漁のほとんどは漁港から4km、20分程度と近いことから、漁船の燃料使用量が少ないこと
  3. 網目の大きさで対象魚を決め、小さい魚まで獲らないこと

定置網漁のしくみ

シロエビ漁では、漁業者が自主的に一日の曳網回数や出漁日数の制限などの資源管理に取り組んでいます。

特に、新湊地区においては、漁業者同士の過度な競争を抑えながら十分な水揚げを効率よく確保し、さらに資源保護や再生産を促すため、2チームに分かれて日ごとに操業する輪番制を導入し、水揚げ金額を全員で頭割りする「プール制」を実施しています。

これらの成果もあり、2007年以降、減少していた漁獲量が、近年は増加しています。

紅ズワイガニが漁獲できる大きさ(甲幅9cm超)になるまでには、生まれてから9年以上もかかります。
このため、その資源を守るため、漁業者は、漁具の網目拡大や、漁獲上限の設定などの資源管理に取り組んでいます。

かにかごの構造

「かにかご」を800m以深の海底に仕掛け、餌に誘引されたカニを漁獲

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